【北京時事】中国政府は11日、新型コロナウイルスの感染対策として入国者に義務付けているホテルでの隔離期間を、従来の7日間から5日間に短縮するなどの規制緩和策を発表した。ただ、10日に国内感染者が約半年ぶりに1万人を突破しており、厳格な「ゼロコロナ」政策の方針は「揺るぎなく貫徹する」と強調している。
 日本から中国へ入る場合、当局の指定ホテルで5日間隔離された後、従来通り自宅などで3日間隔離される。中国行き航空便の乗客に義務付けている搭乗前48時間以内のPCR検査陰性証明の提示は、従来の2回から1回に削減。中国に到着した乗客から一定数の感染者が出た航空便の乗り入れを一時停止する措置は取り消した。 (C)時事通信社