【北京時事】中国当局が新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の実質的な緩和を表明した。これを受け、香港株式市場で株価が急伸。中国に進出した日系企業からも「事業環境の改善につながる」と歓迎の声が上がった。
香港株式市場のハンセン指数は7%超高で終了。一日の上昇幅としては3月以来の大きさとなった。市場では「正しい方向への重要な一歩だ」(エコノミスト)との見方が出ている。
企業も「事業の予見可能性が高まる」と総じて歓迎ムードだが、緩和は一部にとどまる。入国時の隔離が残るなど正常化には程遠く、一段の規制解除がいつになるかも不透明だ。 (C)時事通信社
「ゼロコロナ」緩和を歓迎=先行きは不透明―中国
(2022/11/11 21:28)