厚生労働省は17日、75歳以上の後期高齢者のうち、高所得者の医療保険料の年間上限額を現行の66万円から80万円に引き上げる案を社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の部会に示した。これ以外に中所得者も収入に応じて保険料を増額。75歳以上の保険料は平均で年4000円上がる見通し。高齢化の進展で医療費の大幅な増加が見込まれる中、現役世代の負担を抑制する。
高所得者を対象とした14万円の引き上げ幅は過去最大。来年の通常国会に関連法案を提出した上で、2024年度からの導入を目指す。 (C)時事通信社
年間保険料、平均4000円増=75歳以上、中高所得者に負担―上限は80万円へ・厚労省提案

(2022/11/17 16:20)