新型コロナウイルスに感染した運転手に高速バスを運転させたとして、国土交通省近畿運輸局は22日までに、兵庫県丹波篠山市の「サンシャインエクスプレス」に対し、所有するバス3台をそれぞれ30日間使用停止にする行政処分を出した。21日付。
近畿運輸局によると、同社は8月8日夜に東京を出発した大阪行きの高速バスで、50歳代の男性運転手が運行前にPCR検査で陽性が判明したと申告したのに運転業務に当たらせた。
翌9日に匿名の通報が運輸局にあり、10月上旬に立ち入り監査。疾病のある運転手の乗務を禁じた道路運送法に違反すると判断した。
同社によると、男性運転手が無症状だったことなどからそのまま乗務させたという。 (C)時事通信社
コロナ陽性後に高速バス運転=事業者を行政処分―近畿運輸局
(2022/11/22 10:32)