【キーウ(キエフ)AFP時事】世界保健機関(WHO)は21日、ロシアによる攻撃でエネルギー関連施設が壊滅的な状態に陥ったウクライナで、越冬に際して数百万人が「命の危機」にさらされる恐れがあると警告した。
 キーウを訪問したWHOのハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は記者団に、「生き残りを懸ける冬になる」と強調。「200万~300万人もの人々が、暖かな場所と安全を求めて、住まいを離れる見通しだ」と説明した。
 クルーゲ氏は、無数のミサイル攻撃でエネルギー施設が被害を受け、「既に医療体制や人々の健康に甚大な影響が出ている」と指摘。2月の侵攻開始以降、ロシアによる医療施設への攻撃は700回を超えたといい、国際人権法の「明白な違反だ」と非難した。 (C)時事通信社