【北京時事】バンコクで17日に行われた日中首脳会談で、岸田文雄首相が中国の習近平国家主席に対し、新型コロナウイルスに関する過度な防疫措置の緩和を求める日本経済界の声を伝えていたことが分かった。日中関係筋が22日、明らかにした。
厳格な「ゼロコロナ」政策をとる中国では、長期間にわたり厳しい行動制限が続いている。出張先の都市で感染者が出た際に居住地に戻れなくなったり、自宅のマンションが急に封鎖され隔離されたりしてきた。
日本の経済界からは「日中経済に影響を与える。何らかの緩和が必要だ」と憂う声が上がっていた。岸田氏はこうした現場の声を伝えたという。 (C)時事通信社
防疫措置の緩和を提起=日中首脳会談で岸田首相

(2022/11/22 20:15)