JR東日本は24日、利用者が少なく採算が合わないローカル線35路線66区間の2021年度の収支状況を公表した。全区間が赤字で、合計の赤字額は約679億円だった。コロナ禍の打撃がより大きかった前年度(約707億円)からは縮小したが、厳しい経営状態が続いており、個別では25区間で収支が悪化した。
 JR東は沿線自治体の理解を得て、存廃を含む路線再編の協議を進めたい考えだ。
 対象は1キロ当たりの1日平均利用者数(輸送密度)が19年度に2000人未満だった66区間。JR東は今年7月に同区間の収支を初めて公表しており、今回が2回目となった。 (C)時事通信社