【ビジネスワイヤ】武田薬品工業は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ芽球性白血病(Ph+ALL)の初発成人患者を治療する第3相PhALLCON試験で、主要評価項目を達成したと発表した。試験ではフロントライン治療として、強度減弱化学療法との併用で、同社のアイクルシグ(ポナチニブ)とイマチニブの有効性と安全性を比較。その結果、アイクルシグはイマチニブと比較して高い微小残存病変(MRD)陰性完全寛解(CR)率を達成した。新たな安全性シグナルは認められなかった。アイクルシグは、BCR:ABL1とその変異を標的とする汎(はん)変異型第3世代チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)。現在、米国では初発Ph+ALLの承認済み標的治療薬が存在しない。(C)時事通信社