北海道が地盤の航空会社AIRDO(エア・ドゥ、札幌市)と九州を拠点とするソラシドエア(宮崎市)が1日発表した2022年9月中間決算は、純損益がいずれも3年ぶりに黒字に転じた。コロナ禍に伴う行動制限が緩和され、旅客需要が回復し収益が改善した。
 売上高(営業収入)は、エア・ドゥが前年同期比78.2%増の206億円、ソラシドが56.0%増の180億円。本業のもうけを示す営業損益は、エア・ドゥが20億円の黒字(前年同期は30億円の赤字)、ソラシドが12億円の赤字(同40億円の赤字)だった。ただ、両社とも業績はコロナ禍前の19年9月中間決算の水準に戻っていない。
 両社は今年10月に経営統合し、共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」(東京)を発足させた。 (C)時事通信社