【ビジネスワイヤ】人工知能（ＡＩ）製薬技術の英エクセンシアは、進行性固形がんの治療薬候補「ＥＸＳ－２１５４６」の第１／２相臨床試験「ＩＧＮＩＴＥ－ＡＩ」の臨床試験開始申請が承認されたと発表した。Ａ２Ａ受容体拮抗薬のＥＸＳ－２１５４６は、独エボテックと共同開発したもの。高アデノシン濃度は免疫機能を抑制する可能性がある。試験では免疫チェックポイント阻害剤による治療歴のある再発・難治性の腎細胞がんと非小細胞肺がんの患者を登録し、抗ＰＤ－１治療薬と併用したＥＸＳ－２１５４６が免疫系の反応能力を回復させるかどうかを検証する。またバイオマーカーシグネチャーのアデノシン負荷スコア（ＡＢＳ）の統計的信頼性を検証して、患者選択に利用する。今後、乳がんを含む他のがんにも試験を拡大する予定。（Ｃ）時事通信社