文化審議会著作権分科会の小委員会は6日までに、「海賊版サイト」など著作権侵害に対して損害賠償を請求する際の賠償額の算定方法を見直し、増額できるようにすべきだとする報告書素案をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大で、マンガの海賊版サイトへのアクセスが急増している現状を受け、権利者の被害回復に向けた対策を急ぐ。
 永岡桂子文部科学相は同日の閣議後記者会見で、報告書が来年2月ごろにまとまる見通しを示した上で、著作権法改正について「来年の法案提出を目指し準備を進めていきたい」と述べた。 (C)時事通信社