森ビル系のシンクタンク、森記念財団都市戦略研究所(東京)は14日、世界の主要48都市を総合評価した2022年版のランキングを発表した。東京は7年連続で3位を維持したが、新型コロナウイルスの水際対策に伴う訪日客減少や航空便回復の遅れで一部指標の評価を下げ、総合スコアは4位パリと僅差になった。
 1位はロンドン、2位はニューヨークで、6位までの順位は前年と同じだった。今回は主に21~22年のデータに基づいており、社会経済活動再開への対応の違いがスコア変動の主因となった。
 指標別の評価では、厳しい渡航制限が影響し、東京のほかロンドンやシンガポールも「交通・アクセス」「文化・交流」分野のスコアを下げた。一方、国内航空需要の回復が早かったニューヨークは全体としてもスコアを伸ばした。 (C)時事通信社