【ビジネスワイヤ】武田薬品工業は、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が同社の4価弱毒生デング熱ワクチン「QDENGA(TAK-003)」をデング熱の予防薬として承認したと発表した。QDENGAは、4歳以上を対象にすべての血清型によるデング熱の予防が適応となる。デング熱の既往歴の有無に関係なくEUでの使用が承認されたデング熱ワクチンは、QDENGAのみ。QDENGA承認の基盤となった第3相TIDES試験では、QDENGAが4年半にわたりデング熱による入院の84%、症候性デング熱の61%を予防した。QDENGAは、インドネシアでも6歳から45歳への接種が承認済み。ラテンアメリカとアジアのデング熱が流行している国においても、同社は規制当局への申請を進めている。(C)時事通信社