旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が15日発表した2022年10月期連結決算は、純損益が95億円の赤字(前期は500億円の赤字)となった。3期連続の赤字。新型コロナウイルス対策の渡航制限解除や全国旅行支援などで国内外の旅行需要が回復基調にあり、赤字幅は縮小した。
ただ、主力の海外旅行は、国際線の便数減少や燃油サーチャージの高騰、円安が響いて回復が遅れている。10月の売上高はコロナ前比2割程度にとどまった。23年10月期の業績予想は非公表。 (C)時事通信社
HIS、赤字幅縮小=旅行需要が回復基調―22年10月期

(2022/12/15 20:00)