【ビジネスワイヤ】医師向けソーシャルネットワーク運営の米サーモは、世界エイズデーに合わせて、エイズのPrEP(曝露前予防内服)薬に関する医師対象調査の結果を発表した。調査は、今年11月2~14日に世界の医師600人以上を対象に実施。PrEPの処方に関する十分な知識について、一般診療医の46%は持っていない、感染症専門医の98%は持っていると回答。患者がPrEP治療を断る理由としてのコストは米国で第1位、欧州主要5カ国では第3位となっている。これら以外に、服薬順守の困難もエイズ治療の障壁の一つと報告したり、男性間性交渉のみがPrEPの対象との誤った情報を診療で聞いたりする医師が過半数に上った。患者と非感染症専門医に対するさらなる教育の必要性が指摘された。(C)時事通信社