【ビジネスワイヤ】創薬・医薬品開発サービスの米クラウン・バイオサイエンスは、患者由来異種移植(PDX)モデル由来の腫瘍オルガノイドに関する初の包括的な総説論文を発表した。論文は腫瘍から開発した生体外3Dオルガノイドの再現性や、元の腫瘍組織と比較した遺伝子および表現型の安定性などについて述べている。同社は15種類のがん種についてPDXモデルのコレクションを持つ。患者に適したオルガノイドにより、奏功者・非奏功者のプロファイルや、抗がん剤が細胞システムに及ぼす影響などについての詳細情報が得られる。また動物の使用数削減などにも貢献する。論文は米ワイリーのカレント・プロトコルに掲載されている。(C)時事通信社