厚生労働省薬事・食品衛生審議会の調査会は20日までに、医療用アプリなどを手掛けるベンチャー企業サスメド(東京都)が開発した不眠症治療用のスマートフォンアプリの製造販売を了承した。早ければ来年1月にも正式に承認される見通し。
 厚労省によると、不眠症は現在、睡眠薬による治療が主流という。アプリを活用し、副作用のある薬に頼らない治療につながることが期待される。
 アプリは認知に働き掛けて気持ちを楽にする「認知行動療法」に基づいて作られた。不眠症患者が毎日の就寝や起床の時間を入力し、振り返ることで症状の改善を促す。 (C)時事通信社