【パリ時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は21日、記者会見で、新型コロナウイルスを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策が破綻した中国で重症患者が増加していることについて、「大きな懸念を抱いている」と表明した。
 テドロス氏は「現地の状況を総合的に評価するため、重症度や入院患者数など、より詳細な情報を必要としている」と中国側に要求。一方、「中国の医療制度を守るための支援を続ける」と述べた。 (C)時事通信社