新型コロナウイルスのワクチン接種会場に侵入したとして、建造物侵入罪に問われた反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」元代表、倉岡宏行被告(44)ら5人の判決が22日、東京地裁であり、平出喜一裁判長は「接種会場の平穏を大きく害した」と述べ、倉岡被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
 他の元メンバー4人も執行猶予付きの有罪判決を受けた。
 平出裁判長は「ワクチン接種を中止させるという意見を押し通すため犯行に及んだ」と非難。主導的役割を果たした倉岡被告の責任は最も重いとした一方、罪を認めて退会届を提出したことなどを考慮した。 (C)時事通信社