厚生労働省は23日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」の普及に向け、従来の保険証を利用した場合の受診料を引き上げる案を中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)に示し、了承された。来年4月から12月末までの特例措置。窓口負担3割の場合、初診と再診時に現行より6円上乗せする。
現在の仕組みでは、窓口負担3割の場合、マイナ保険証を使うと6円、従来の保険証だと12円がそれぞれ初診料に加算されている。今回の見直し案では、従来の保険証で受診した場合、初診時の上乗せは12円から18円になる。再診時も新たに6円が上乗せされる。マイナ保険証は初診時の6円を据え置き、再診時の新たな負担も生じない。 (C)時事通信社
従来保険証、受診料6円上乗せ=マイナ普及で来年4月から―厚労省

(2022/12/23 12:51)