岐阜県は23日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、政府の新たなコロナ対応策に基づく「医療逼迫(ひっぱく)防止対策強化宣言」を発令した。同宣言の発令は全国初。急速な感染拡大で病床使用率が上昇しており、県民に感染防止対策の徹底を求める必要があると判断した。期間は同日から1カ月間。発令を受け、国は同県を対策強化地域に指定した。
 県は病床使用率が50%に達したことなどから、対策強化宣言を出す「レベル3」相当に達したと分析。年末年始を控え、大人数での会食、大規模イベントへの参加について「見合わせることも含めて慎重に検討」するよう県民に要請した。 (C)時事通信社