厚生労働省は23日、4月1日時点の特別養護老人ホーム(特養)への入所待機者が、前回調査(2019年4月1日時点)より13.5%減の25万3051人となったと発表した。厚労省は、地域によっては高齢者数がピークを迎えたことなどが影響しているとみている。
都道府県が把握している入所申し込み状況を厚労省が集計した。待機者の内訳は、在宅が10万5514人、病院など他の施設の入所者が14万7537人。都道府県別では、東京(2万1495人)が最多で、神奈川(1万4238人)、兵庫(1万1534人)、大阪(1万687人)が続いた。
特養入所は要介護3~5の人が対象だが、1、2でも自宅での生活が困難な人などは特例として認めている。こうした特例入所の待機者は別に約2万2000人いる。 (C)時事通信社
特養待機者、13.5%減=今春25.3万人―厚労省
(2022/12/23 18:35)