自動車大手8社が26日発表した11月の世界生産台数は、合計で前年同月比4.3%減の210万台だった。半導体の供給不足が響き、中国など海外での生産減が目立った。中国では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い「販売店の営業制限の影響」(トヨタ自動車)も出始めており、8社の世界販売も3.6%減の189万台と振るわなかった。
 世界生産は、ホンダ、日産自動車、マツダ、三菱自動車の4社がマイナスだった。トヨタは、中国での減少を米国や東南アジアで補い1.5%増の83万台と、11月としては過去最高を更新した。 (C)時事通信社