【ビジネスワイヤ】中国の抗体医薬開発バイオテクノロジー企業バイオサイトジェン・ファーマシューティカルズは、同社のPD―1xCD40二重特異性抗体「YH008」の第1相試験について、新薬臨床試験開始届(IND)を米食品医薬品局(FDA)が承認したと発表した。試験では、PD―(L)1抵抗性の進行性の固形腫瘍または血液悪性腫瘍の患者を対象に、単剤療法を評価する。YH008はPD―1にアンタゴニスト活性、CD40にPD―1依存性のアゴニスト活性を示し、標的を絞っての免疫細胞活性化と相乗効果を実現する。また高用量でも肝毒性を防止できる。これまでの試験で、PD―1モノクローナル抗体やPD―L1xCD40二重特異性抗体よりも抗腫瘍活に優れ、CD40モノクローナル抗体よりも安全性に優れていることが確認されている。(C)時事通信社