厚生労働省は28日、新型コロナウイルス対策として、休業手当を受け取れなかった人を対象に導入した「休業支援金・給付金」を来年3月末で終了すると明らかにした。また、休業手当の一部を補助する企業向けの「緊急雇用安定助成金」も3月末で支給を終える。
 雇用情勢が回復し、コロナ禍前と同様に人手不足感が強まっていることなどを踏まえ、制度打ち切りを決めた。
 休業支援金・給付金は、勤務先の指示で仕事を休んだものの、休業手当を受け取れなかった人を対象に、休業前賃金の6割を1日当たり8355円を上限に支給。助成金は休業手当を支払った企業を支援するもので、いずれもコロナの感染拡大を受け、2020年から開始された。 (C)時事通信社