愛知県愛西市の集団接種会場で11月、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた女性が直後に死亡した問題で、有識者らでつくる同市の医療事故調査委員会の初会合が29日開かれた。今後、接種に当たるなどした医療従事者や遺族らへの聞き取りなどを行った上で、1年以内をめどに報告書を取りまとめる方向という。
 委員には医師や弁護士ら6人が就任。委員長に選ばれた名古屋大付属病院副病院長の長尾能雅教授は、記者会見で「何とか1年以内、できれば半年を目指したい。じっくりと丁寧に課題を明らかにするためには一定期間必要になると思う」と述べた。 (C)時事通信社