【ソウル時事】韓国政府は30日、中国での新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて、中国からの入国者への防疫対策を来月から強化すると発表した。来年2月末まで中国からの渡航者に入国前後のコロナ検査を義務化。また、来月末まで外交・公務、必須な企業活動、人道的理由を除き、短期ビザの発行も制限する。
 さらに中国発の航空便について、増発を一時中止。検疫のため到着はソウル近郊の仁川国際空港に一元化する。韓悳洙首相は30日、政府の会議で「韓国国内でのコロナ拡大を予防するために不可避な措置だ」と述べ、理解を求めた。 (C)時事通信社