【北京時事】中国政府は30日、新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、米製薬大手メルクなどが開発したコロナ飲み薬「モルヌピラビル」の輸入を条件付きで承認したと発表した。感染者が増え続けており、医療逼迫(ひっぱく)を踏まえた対応とみられる。承認は29日付。
 国家薬品監督管理局によると、症状が軽度から中程度の感染患者に投与するという。メルクは9月、輸入や販売について、製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)が手掛けることで同社と合意している。 (C)時事通信社