【ジャカルタ時事】インドネシア政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う国内での行動制限を、ほぼ3年ぶりに解除した。ジョコ大統領が12月30日、記者会見し、即日解除を表明した。理由として、新型コロナの感染者数が3月以降、低い水準にとどまっていることを挙げた。ここ数週間の1日当たりの感染者数は1000人以下となっていた。
 ジョコ氏は「新型コロナ流行前のように行動できることになるが、感染症が終息したわけではない」と指摘。引き続き屋内や人混みの中ではマスクを着用し、慎重に行動するよう呼び掛けた。
 インドネシアの累計感染者数は約670万人で、16万人以上が死亡した。ワクチンを2回接種した6歳以上の国民の割合は約75%となっている。 (C)時事通信社