【ニューヨーク時事】世界三大ギタリストの一人で英国出身のジェフ・ベックさんが10日、ロンドン近郊サリー州の自宅近くの病院で死去した。78歳だった。細菌性髄膜炎に感染し「安らかに息を引き取った」という。米メディアなどが伝えた。
1944年ロンドン南部生まれ。65年にエリック・クラプトンさんの後任として英ロックバンド「ヤードバーズ」に参加し、一躍有名となる。脱退後もバンドやソロ活動を通じ、ヘビーメタルやジャズロックなど幅広く影響を与えた。
70年代には「5人目のビートルズ」と呼ばれた音楽プロデューサーの故ジョージ・マーティンさんと組み、「ブロウ・バイ・ブロウ」「ワイアード」を発表。地位を不動のものとした。
92年にヤードバーズのメンバーとして、2009年にはソロとして、2度のロックの殿堂入りを果たしている。
昨年には、ハリウッド俳優ジョニー・デップさんとアルバム「18」を出していた。
ヤードバーズ元メンバーで、ベックさん、クラプトンさんと並んで世界三大ギタリストと称されるジミー・ペイジさんは11日、インスタグラムを更新。「何百万人ものファンと共にさみしくなるよ」とその死を悼んだ。 (C)時事通信社
ジェフ・ベックさん死去=世界的ギタリスト、78歳

(2023/01/12 11:05)