警視庁の年頭部隊出動訓練が13日朝、東京都新宿区の明治神宮外苑絵画館前で行われた。新型コロナウイルス感染症の影響で中止になるなどしたため、年頭に実施されるのは3年ぶり。小島裕史警視総監が見守る中、警察官約1650人、車両約130台が参加した。
 訓練では機動隊を先頭に、銃器対策部隊や官邸警備隊などが隊列を組み、息を合わせて行進した。警察犬部隊や騎馬隊も続き、上空では航空隊のヘリ4機が編隊飛行を披露した。
 小島総監は訓示で、5月に広島県で行われる先進7カ国首脳会議(G7サミット)警備への応援部隊派遣を念頭に「治安維持に万全を期すとともに、全国警察をリードする役割を果たす必要がある」と述べた。 (C)時事通信社