トヨタ自動車は16日、2023年の世界生産台数の見通しについて1060万台を基準にすると発表した。ただ、半導体不足や新型コロナウイルスの感染動向など不透明要因も多く、1割程度下振れするリスクも想定した。1060万台の生産が実現すれば過去最高となる。
 トヨタでは21年後半ごろから半導体不足などで減産が繰り返され、仕入れ先が混乱する事態が頻発した。この反省を踏まえ、幅を持たせた基準を示すことで、柔軟な対応ができるよう仕入れ先に備えてもらう。 (C)時事通信社