総務省消防庁は17日、患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、9~15日の1週間で前週比8%増の8161件に上ったと発表した。4週連続で最多を更新し、2020年4月の調査開始以来初めて8000件を突破した。新型コロナウイルスの感染拡大が続いている影響で、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しているためとみられる。
困難事案の件数は前年同期の1.9倍。コロナに感染した疑いがあるケースは、全体の3割弱に当たる2340件だった。 (C)時事通信社
搬送困難8000件突破=4週連続で最多―総務省消防庁

(2023/01/17 18:55)