東京消防庁は17日、2022年の救急隊の出動件数が過去最多の87万2101件(速報値)に上ったと発表した。1件当たりの活動時間も最長を記録。新型コロナウイルス関連の救急要請増加が要因とみられ、同庁は「通報件数も増加している。119番は緊急時に利用して」と呼び掛けている。
 同庁によると、出動件数はこれまで19年の82万5929件が最多だった。
 22年の119番件数は現在の集計方式に変わった15年以降で最多の103万6645件(同)で、「隊員の確保が厳しい状況」という。 (C)時事通信社