中国でEGFR変異陽性非小細胞肺がん治療薬が承認=武田薬品〔BW〕
【ビジネスワイヤ】武田薬品工業は、同社の経口薬「モボセルチニブ」について、上皮成長因子受容体(EGFR)エクソン20挿入変異を伴う非小細胞肺がんの治療薬として、中国国家食品薬品監督管理局(NMPA)が承認したと発表した。モボセルチニブは同変異を選択的に標的とする経口チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)で、この種の治療薬として唯一の製品。承認の基盤となった第1相・第2相試験では、過去にプラチナ製剤治療を受けた患者において、28%の確定奏功率と15.8カ月の奏功期間中央値を示した。現在、中国以外にも、米国、英国、スイス、韓国、オーストラリアで、プラチナ製剤治療でも病勢が進行した同症成人患者の治療薬として承認されている。(C)時事通信社
(2023/01/18 08:08)