【北京時事】中国政府は20日、新型コロナウイルス禍で制限していた自国民の団体旅行業務を、20カ国に関して2月6日から解禁すると発表した。外国への団体旅行再開は2020年1月以来3年ぶり。タイやシンガポール、エジプト、ロシアなどが対象だが、日本は含まれておらず、訪日客の本格的な回復はまだ先になりそうだ。
 中国では今月8日、厳格な「ゼロコロナ」政策による入国時の隔離措置を撤廃。帰国時の行動制限がなくなったことで、中国人の出国が増えるとみられている。一方、各国でインバウンドの主力と見なされる団体旅行に関しては制限が残り、旅行会社はツアー販売や宣伝を控えていた。 (C)時事通信社