23日の衆参両院本会議では、岸田文雄首相の施政方針演説など政府4演説が約3年ぶりにノーマスク姿で行われた。与野党は新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年4月に議場内での着用を申し合わせたが、政府が今春に感染症法上の分類を見直す点も踏まえ、今国会から登壇者の着用は不要とした。
 衆院本会議場の演壇前には飛沫(ひまつ)防止のため高さ170センチの大型アクリル板を設置。登壇した首相がマスクを外す際に笑みを見せる一幕もあった。参院ではアクリル板も置かない。ただ、衆参とも閣僚席や議員席では引き続きマスク着用を続ける。 (C)時事通信社