日本医師会は25日、東京都内で定例記者会見を開いた。政府が新型コロナウイルス感染症法上の位置付けを現在の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げる方針を示したことについて、釜萢敏常任理事は、医療提供体制などへの影響を踏まえ「慎重に段階的移行をすることが重要だ」と述べた。
 具体的な課題として、釜萢氏は昨年9月に感染者の「全数把握」を見直したことで、感染者数の実態を把握できていない可能性に言及。「負担を増やさずに、より正確に把握できる手法を確立する必要がある」と話した。 (C)時事通信社