東洋証券=2022年4~12月期連結決算は減収で、営業損益、経常損益、純損益はいずれも赤字だった。米国株や中国株の取引が落ち込み、投資信託販売も低水準にとどまった。4~12月の受入手数料は前年同期比23.5%減、トレーディング損益は60.1%減。 
 記者会見した岡田啓芳専務は、ゼロコロナ政策による中国景気の低迷や、インフレ進行による世界的な利上げと結果としての景気後退リスクを受けて「投資家のマインド低下を主因に、当社では投資信託と、主力である外国証券、外国株のうち米国株と中国株の手数料が減少した」と述べた。
 1~3月期の見通しについては「1月は引き続き低調な動きと思っていただきたい。2~3月で春節明けということもあり少し相場も持ち直してくるのではないか」との見方を示した。(C)時事通信社