永岡桂子文部科学相は2日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用を巡り、今春の卒業式での扱いは「個人の判断」に委ねる考えを示した。しかし、直後に「現時点で決めた事実はない」と軌道修正。学校でのマスク着用の在り方を速やかに検討すると強調した。
政府は、5月に新型コロナの感染症法上の位置付けを「5類」に引き下げる方針。マスク着用は個人の判断に委ねるとしている。
永岡氏は2日午前の予算委で、卒業式でのマスク着用の是非を問われ、「マスクをしなければ嫌ならマスクをし、外すと家庭で決めた方は外しての参加になると思う」と説明。しかし、同日午後に記者団の取材に応じ、「私の言っていることが誤解されている」などと釈明した。 (C)時事通信社
卒業式でマスク、是非を検討=「個人判断」発言を軌道修正―永岡文科相

(2023/02/02 19:53)