【シリコンバレー時事】米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが2日発表した1月の米国における人員削減数は10万2943人と、前月比2.4倍に膨らんだ。新型コロナウイルス禍で経済が打撃を受けた2020年9月以来、2年4カ月ぶりの多さとなった。
このうち4割に当たる4万1829人を削減したのはIT産業。1月にグーグルが約1万2000人の削減を発表したほか、マイクロソフトも3月までに約1万人をリストラする方針。メタ(旧フェイスブック)やアマゾン・ドット・コムも大規模削減に着手済みで、IT産業の昨年11月からの累計削減数は11万793人に上る。
ITに次ぐ2番手に付けたのは小売業で、1万3000人。3200人の削減が報じられたゴールドマン・サックスなどの金融業は1万603人、メディア産業は754人だった。 (C)時事通信社
1月の米人員削減、10万人超え=前月比2倍超、ITが4割―調査会社

(2023/02/03 15:13)