日本郵船など海運大手3社の2022年4~12月期連結決算が3日、出そろった。コロナ禍の物流混乱に伴う運賃高騰が押し上げた年度上半期の業績に支えられ、純利益は3社そろって4~12月期としての過去最高益を更新した。ただ、混乱解消や米欧の景気減速を受け、けん引役だったコンテナ船事業は足元で鈍化。海運業界の「空前の好況」は落ち着きつつある。
日本郵船の純利益は前年同期比33.0%増の9203億円、商船三井は48.5%増の7232億円、川崎汽船は50.8%増の6382億円。円安も増益に寄与した。 (C)時事通信社
海運3社、最高益更新=「空前の好況」は正常化へ―4~12月期
(2023/02/03 20:09)