IHI=2022年4~12月期は増収減益。為替相場の円安進行に加え、民間航空向け需要や自動車生産の回復が売り上げにプラスに影響した。一方、中国での新型コロナウイルスの感染拡大や原材料価格の高騰で利益は圧迫された。純利益は前年同期比2.1%減の270億4300万円。 
 事業別では、航空宇宙関連が航空スペアパーツ販売の増加で順調に推移したほか、資源エネルギー関連も原子力の工事進捗などがあり、増収増益。産業システム・汎用機械は車両過給器が中国の感染拡大の影響などを受け、増収減益となった。
 23年3月期の業績予想は変更なし。東南アジアでの大型発電所事業の受注などにより、受注高を1兆3600億円(従来予想1兆3300億円)に引き上げた。(C)時事通信社