パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス=2022年12月中間連結決算は増収増益だった。新型コロナウイルス対策の行動制限緩和により「ドン・キホーテ」などで展開する主力のディスカウントストア(DS)事業が好調。売上高や営業利益は中間期として過去最高となった。
DS事業は、価格を抑えたプライベートブランド(PB)の商品が売れて大幅増益だった。「アピタ」と「ピアゴ」で展開する総合スーパー事業も、昨秋以降の衣料品伸長などで増益となった。
記者会見した吉田直樹社長は、物価高の影響について「来店客が価格を気にすることが増えた。客単価や購入品目数を見ても、心理的に冷え込みつつある」と語った。その上で、大企業の相次ぐ賃上げ表明に触れ、過度に先行きを悲観しているわけではないとの認識も示した。
23年6月期の連結業績予想は据え置いた。(C)時事通信社
〔決算〕パンパシHD、12月中間営業益は過去最高=コロナ制限緩和でドンキ好調
(2023/02/08 17:31)