【シンガポール時事】シンガポール保健省は9日、公共交通機関でのマスク着用義務など、新型コロナウイルス対策で最後まで実施してきた規制措置を13日付で解除すると発表した。ワクチン接種が進み「重症化リスクはインフルエンザなどと比べても極めて低い」と判断した。
 一時は4段階で2番目に高い水準だった感染症警戒レベルを1段階下げ、最も低い水準にする。保健省は「休暇時期や中国のゼロコロナ政策転換で旅行者が増加したにもかかわらず、感染状況は安定している」と評価。水際対策も緩和し、ワクチン未接種者に求めてきた入国時の陰性証明提示は13日以降、不要となる。 (C)時事通信社