人材派遣大手のパソナ(本社・東京都港区)が大阪府吹田、枚方両市と兵庫県西宮市の3市から受託していた新型コロナウイルスワクチン接種の予約受け付け業務を巡り、委託料を過大請求していたことが10日、分かった。同社の再委託先が電話予約のオペレーター数などを虚偽報告していたためで、過大請求は総額10億8000万円に上る見通し。パソナと3市が同日、明らかにした。
パソナは同日、過大請求を陳謝するとともに、「再発防止に向けて誠心誠意取り組むとともに、信頼回復に努める」とするコメントを発表した。今後、過大請求分を3市に返還するとともに、再委託先のエテル(本社・大阪市中央区)に損害賠償を求める方針。 (C)時事通信社
ワクチン予約で10億円過大請求=パソナ、再委託先が虚偽報告―関西3市
(2023/02/10 19:17)