ヤマハ発動機=2023年12月期連結業績予想は増収。営業利益も増加し、いずれも過去最高を3年連続で更新する見通しとなった。需要が堅調な二輪車は、半導体不足が年末に向けて改善するとして、新型コロナウイルス禍前の19年を上回る販売台数を予想する。純利益は、法人税率の変更や、22年に株式売却益が生じた影響により減益。
二輪車の世界販売台数見通しは523万3000台(前期477万4000台)。コロナ禍前の19年(507万8000台)も上回る水準だ。大型船外機が好調なマリン事業や、車載需要が堅調なロボティクス事業でも、増収増益を見込んだ。
営業利益ベースでは、為替が前期の円安基調から円高方向に推移する想定で、309億円利益を押し下げる。鉄や樹脂、アルミといった原材料費の高騰は継続する見込みだが、販売増や値上げによる1429億円の増収効果で吸収する。
22年12月期は増収増益。(C)時事通信社
〔決算〕ヤマハ発、23年12月期は増収・営業増益予想=二輪・大型船外機も堅調
(2023/02/13 20:49)