子宮頸(けい)がんの啓発や感染症対策をテーマとする講演会が3月25日、「としま産業復興プラザ」(東京都豊島区)の多目的ホールで開かれる。日本産婦人科医会の石渡勇会長と日本ヘルスケア総合研究所の二川一男上席研究員(元厚生労働事務次官)が登壇する。
講演会はメディカルチェック推進機構が主催、豊島区医師会と同区が後援し、参加費は無料。豊島区民、特に同区内に住む若い男女や保護者ら200人程度の参加を見込んでいる。
石渡氏は、子宮頸がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防する9価ワクチンの定期接種が4月から始まるのを前に、ワクチン接種や検査の必要性に関し啓発する。二川氏は、新型コロナウイルス感染症や梅毒などへの対策について講演。梅毒患者は増加傾向が続いており、2022年は初めて年間1万人を超えた。
メディカルチェック推進機構は今後、こうした講演会を関西、福岡、札幌でも開催することを検討している。 (C)時事通信社
子宮頸がん・感染症予防へ講演会=3月25日、産婦人科医会会長らが啓発
(2023/02/14 18:51)