西武ホールディングス(HD)の後藤高志社長の後任として、4月1日付で社長兼最高執行責任者(COO)に就任する西山隆一郎常務は14日、東京都内で記者会見し、「後藤が心血を注いできた経営改革をさらに前に進めていく」と抱負を語った。鉄道やホテルなど各事業の収益性を高め、コロナ禍の打撃から脱してグループを着実な成長軌道に乗せる決意を表明した。
 会長兼最高経営責任者(CEO)に就く後藤氏は、ホテル・レジャー事業の施設売却などコロナ下で進めた改革について、「成果が着実に表れ始めている」としながらも、「先行きはまだ不透明だ」と指摘。若返りを図りつつ、2人体制で改革を加速させる考えを強調した。 (C)時事通信社