加藤勝信厚生労働相は24日の閣議後記者会見で、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」を持たない人に発行する「資格確認書」に関し、「現在の保険証の扱いと同様になると考えている」と述べた。マイナ保険証普及のため、資格確認書の利用者にも、現行の保険証と同じ受診料の上乗せ措置を適用する考えを示したものだ。
加藤氏は「メリットを患者や国民に実感してもらえるよう、マイナ保険証の利用促進をしっかり進めていきたい」と強調した。
現行の保険証を利用した場合の窓口負担には、マイナ保険証より重い上乗せ措置が導入されている。4月からはさらに特例的な値上げも予定。3割負担の場合、初診時で現在の12円から18円に拡大し、再診時も新たに6円が上乗せされる。一方、マイナ保険証では4月以降も初診時の6円上乗せを据え置き、再診時の新たな負担も生じない。 (C)時事通信社
受診料上乗せ、保険証と同様に=資格確認書発行で―加藤厚労相

(2023/02/24 11:49)